しごき染

当工場は、古くから和装の産地として栄えた京都にて、創業以来、京友禅の最終工程である蒸水洗加工を手掛け、近年ではシルク製品の防縮加工にも取り組んでいる「蒸し屋」です。



蒸し屋とは・・・

染められた反物を100℃にもなる蒸し箱で蒸し、染料を美しく発色させ、色落ちしないように定着させ、余分な糊や染料を洗い流す「友禅流し」の工程を行っています。



蒸し箱がある、蒸し屋だからこそできる染色技法「しごき染」、今後も素晴らしいこの技術を継承し、伝えていくために京都をつなぐブランドとして、 「京小紋 SHIGOKI」を立ち上げました。



 
 

「京小紋 SHIGOKI」を構成する3つの要素

 
Culture / Fashion / ART+DESIGN
 






CULTURE 京都
 

日本の文化の中心である京都。





当工場では、京都で育まれた桂川の伏流水を使用し、最終工程を行っています。


清らかな水は、美しい発色の反物を仕上げます。


京都で生まれた「きもの文化」は高度な染色技法を生み出しました。


ライフスタイルにあわせて変化を遂げる「しごき染」の素晴らしい魅力を伝えます。



   







FASHION スタイリッシュ×エレガンス

シンプルで洗練された大人のオシャレ、ビジネスシーンにもご使用いただける、

スタイリッシュなデザイン。

美しい染めの技術を表現するために、

新潟県五泉市で生産されている高級絹織物「塩瀬」を使用。

帯地に使用されている丈夫な生地には防縮加工・撥水加工を施しています。







ART+DESIGN 京小紋
 

京友禅と影響しあいながら、小紋という型染の技法を用いた京小紋


京小紋の始まりは、基本となる型紙が作られた1200年前にさかのぼります。


小さな文様を一色で型染めしたもので、江戸時代の武士の裃(かみしも)に端を発して広まり、


模様が細かければ細かいほど、格式が高く、高度な染色技術が必要とされました。


「京小紋 SHIGOKI」では、京都の染屋さんに人間国宝 故中村勇次郎、


故南部芳松の伊勢型小紋のご協力をいただきました。



 

 
 

手仕事で行われる工程、次世代に継承するために


 

「京小紋 SHIGOKI」は染色技法である「しごき染」を継承するブランド。

 

京小紋の始まりは、基本となる型紙が作られた1200年前にさかのぼり、小さな文様を一色で型染めしたもので、江戸時代の武士の裃(かみしも)に端を発して広まり、町人文化の自由で粋な感覚を受け、庶民の間にも洒落た着物として流行しました。

 

江戸時代、贅沢禁止令が度々出され、華やかな着物は、取り締まられていた背景があり、その中で考えられたのが、遠目に見れば「無地」に見えるほど細かい模様の着物でした。

 

模様が細かければ細かいほど、格式が高く、高度な染色技術が必要とされます。

 

京友禅と影響しあいながら、小紋という型染の技法を用いた京小紋として独自に発展し、経済産業省指定伝統的工芸品(1976年〜)に指定。

 

京小紋は分業制、各工程はそれぞれ高度な技術を持つ専門の職人が担っています。(当工場ではしごき染、蒸し、水洗の最終工程)

 

当工場は、地色を染めるための染色技法の一つ「しごき染」を行っています。



 

 
 

「しごき染」について



「京小紋 SHIGOKI」は染屋、蒸し屋の連携により出来上がる、分業制です。京小紋は型染になります。インクジェットやシルクスクリーンによる型染など、染色技法が日々変化している中、「京小紋 SHIGOKI」では京都の染屋さんに、伊勢型小紋のご協力をいただきました。
 





 

 

機械ではできない、手仕事の技術。


京小紋も京友禅と同じく分業制、京都の染屋さんにて糊置き、色糊作りが行われた後、当工場にて、しごき染を行います。



※画像は京都の染屋さんにて行われている、糊置き。

型紙の大きさによりますが、反物一つに糊置きをするのには、60回から110回ほど作業を繰り返します。とても繊細で神経を使う工程です。





 
 

しごき染の地色となる色糊づくり

 






染屋さんにて、反物を染める染料の調色を行い、しごき染の地色となる色糊が作られます。



糠(ぬか)と、もち米で出来たドロリとした糊に、



あらかじめ鍋で温めておいた染料を混ぜ、色を作ります。












独自に作られた色にはとても深みがあり、それぞれの色につけられている名前は「すみれ」「翠玉」「貝」・・・など、その色を連想させるような染屋さんのオリジナル名がついています。



色糊作りはとても重要で、季節や湿度によっても色が変わるため、熟練した職人の経験と勘によって、色を作り上げていきます。



昔は、手作業で均一になるよう混ぜていたそうですが、現在はミキサーを使用しています。












 

この調色された色糊が、「しごき染」の地色となります。

全体的に黒色に見えますが、しごき染を行い、100℃にもなる蒸し箱に入れ水洗すると鮮やかな色に発色します。

 

※撮影協力 伊勢型小紋専門工房 染処古今

まもなく創業百年を迎える伊勢型小紋を専門に扱う老舗染屋

「京小紋 SHIGOKI」に使用している伊勢型小紋のご協力をいただきました。







 

 
 

染屋さんで作られた色糊を使用し、しごき染の工程へ

 

当工場にて、しごき染・蒸し・水洗の工程を行います。

 








型付けした反物に染料の入った色糊を木べらでしごいて色を定着させる工程。


これを「しごき染」と呼びます。


最後に色を吹き込む作業です。


反物に染料をたらし、ムラにならないよう、へらで均一に広げていきます。






京小紋 shigoki しごき染 駒ベラ







しごき染に使用する「コマベラ」は、

硬さと柔軟性、ねばりのある性質のある「桜」の木。









京小紋 shigoki しごき染 挽粉








染めたばかりの反物は、濡れたまま、100℃にもなる蒸し箱に入れます。

反物と反物がひっつかないようにオガクズをふるいにかけ

細かい粒子だけを選んだ「挽粉(ひきこ)」を反物にまぶします。









京小紋 shigoki しごき染 蒸し箱






100℃にもなる蒸し箱は、非常に熱く、夏場はとても過酷な現場です。

京友禅・京小紋ともに、各工程の職人によって美しく染められた着物の反物は、反物が乾いた状態で、100℃にもなる蒸し箱に入れ、染料を発色・定着させます。







京小紋 shigoki しごき染 蒸し箱






しごき染の特徴の一つとして、反物が濡れた状態で蒸し箱に入れる「濡れ蒸し」が行われます。

(京友禅最終工程を行っている、当工場だからこそできる技術です。)

濡れたままの反物を、蒸すので美しい発色になり染料が定着します。








京小紋 shigoki しごき染 反物





美しい発色の反物。

染めている段階では、どんな色に染め上がるか想像もできませんが、蒸し箱に入れる事で、染料が定着し、美しい発色に染め上がります。

蒸し箱に入れた反物は、工場内にある人工川にて「友禅流し」と呼ばれる、余分な染料や糊などを落とす工程を行います。

(当工場では水質豊かな京都・桂川の伏流水を利用しています。)



※当工場では、しごき染、蒸し・水洗の工程を行っています。
最後に染屋さんにて、はき合わせという作業と検品を行います。
一反染めるまでに約1ヶ月ほど、物によっては2ヶ月かかるものもあります。
京小紋は、永年の経験に裏打ちされた職人たちの結晶です。